2020/03/05
ニンテンドースイッチ「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」のファミ通レビューなどが出ています。
今作の評価は、簡単という評価が多数なものの…
ポケダン救助隊DX、評価
「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は、ポケモン不思議のダンジョンシリーズの最新作として、2020年3月6日(金)に発売されます。
今作は、完全新作ではなく、ニンテンドーDSとゲームボーイアドバンスで発売された「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊」のリメイク作品になっています。
今回、この作品のレビューが、ファミ通などに掲載されています。
まず、「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」のファミ通レビューは、9、9、9、8の35点です。
この点数はプラチナ殿堂入りとなっており、高めの評価です。
ただ、どのレビューアーも、その評価において、ざっくり言えば「簡単」になっているというような内容を記載しています。
メタスコアの点数
ニンテンドースイッチ「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」のレビューは、ファミ通以外でも実施されており、海外レビューまとめのメタスコアの点数も出ています。
今作のメタスコアは、今後数点ぐらいの上下はあるかもしれませんが、現時点では100点満点中67点と、あまり高くはない点数になっています。
その内容は、こちらもざっくり言えば簡単という評価が多くなっており、簡単になったことで単調に感じられる部分が目立つようになっているというような指摘もあります。
ちなみに、ポケモン不思議のダンジョンは、旧チュンソフトの「不思議のダンジョン」シリーズの派生作品なので、ダンジョン攻略の難しさを楽しむゲームでもあります。
ただ、キッズ層がメイン顧客のポケモンブランドで発売するにはその難しさが受け入れられないと考えたのか、ポケダンは、シリーズを重ねるごとに簡単になっていっています。
今回の「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」では、「オート移動」、「自動で技を繰り出す」など、何も考えずにプレイ出来るような感じのシステムも採用されています。
こうした点から、ポケモンゲームとしてはいいかもしれないものの、「不思議のダンジョン」シリーズとして楽しむには簡単すぎて不満があるというような評価が、海外レビューなどでなされています。
簡単という評価が多数なものの…
「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は、このように簡単な部分で不満が出る感じにもなっていますが、これは一部分の評価とも言えます。
ファミ通によると、今作には、緊張感が味わえるハードなダンジョンもちゃんと用意されているそうです。
よって、今作を「不思議のダンジョン」シリーズとして楽しむことも一応可能です。
ただ、やり込み要素的なものは最初から登場しないので、簡単という印象の方が強くなっているようです。
ちなみに、ポケモン不思議のダンジョンシリーズの難易度としては、簡単にしても難しくしても結局不満は出ると思われます。
このため、今後は、ファイアーエムブレムシリーズがライトユーザーにもハードゲーマーにもアピールするために設定しているような、「難易度」の選択を設けた方が受け入れられると思われます。
また、ふしぎなメールによるアイテムの配信機能も続投しているので、難易度選択を入れない場合は、難易度は少し難しめにして、難しいと感じる人だけが使えばいい、強力なアイテムを最初から多数配信して難易度を調整するというような方法もあると思われます。
なお、「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は、ニンテンドースイッチのeショップで無料体験版が配信されているので、自分に合うか合わないかはそれをプレイすればすぐに分かるはずです。
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ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX/Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年3月に発売されたSwitch「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」のレビューをしていきます。
本作は2005年に発売されたDS/GBAソフトのリメイク作になりますが、これからローグライクゲームを始める人にとっては最高のゲームに感じます。
ローグライクゲーム
「風来のシレン」や「トルネコの大冒険」を代表とするダンジョン探索RPGで、「ローグ」というゲームが元ネタとなっています。
このジャンルはマニアックな側面が強く、とっつきは決して良いとは言えません。
しかし、今回レビューするSwitch「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」は超が付くほど初心者向けの作りとなっています。
あまりにも初心者向けなので、ローグライクゲームに慣れているぼくは「ここまで割り切って作ってしまうのか!?」と驚きました。
かと言って中級者以上が楽しめないのかと言われるとそんなことはなく、
- 魅力的なストーリー
- 終盤以降の高難易度ダンジョン
によって十分に楽しめます。
かくいうぼくも「風来のシレン」シリーズを数千時間プレイするほどローグライクゲーム好きなユーザーですが、最終的には色んな意味で満足出来ました!
煩雑な部分は気になりましたが、ローグライク初心者から上級者までおすすめできる作品ですよ~!
ここからはそんなSwitch「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」について詳しく語っていきます。
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このゲームを3行で説明すると?
- 入る度にマップが変わるダンジョンを探索していくローグライクゲーム。
- 4種類の技を使い分けて戦える。
- 2005年に発売されたDS/GBA「ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊/青の救助隊」のリメイク作。
初リリース日 | 2020年3月6日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | RPG |
推定クリア時間 | 15~25時間 |
売上 | 初週13.9万本 |
発売元 | ポケモン |
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目次
- 1 良いところ
- 1.1 世界観に合ったグラフィック
- 1.2 超便利なオート移動
- 1.3 ポケモン要素もしっかり搭載!
- 1.4 魅力的なストーリー
- 1.5 ローグライク経験者も唸る高難易度ダンジョンを多数収録!
- 2 惜しいところ
- 2.1 ユーザーインターフェースが全体的に煩雑
- 3 ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX(ポケダンDX)のレビューまとめ
良いところ
世界観に合ったグラフィック
ニンテンドーDSや3DSなどで展開されている「ポケモン不思議のダンジョン」。
今作は対応ハードがSwitchになったことでグラフィックが刷新されました。
キャラクターは3Dで描かれていますが、手書き風のタッチになっています。
このタッチはパッケージなどに描かれているイメージイラストに近く、ゲーム映像とイラストのギャップを埋めている印象です。
が、完全には再現しているとは言えず、3Dモデルはややカクついているように感じます。
最初は「Switch専用ソフトならもっと滑らかに出来たんじゃ?」と思いましたが、画面が暗転してからは印象が一変。
このゲーム、ロード時間が早すぎます!
フィールド内ではエリア切り替え時に暗転しますが、次の画面が表示されるまでに1秒も掛かりませんから。
この切り替え速度はN64ソフトを彷彿とするレベルで、あまりの速さに感動しました!
もし、3Dモデルを滑らかにし過ぎていたらここまでの爆速ロードにはならなかったでしょう。
ゲームの特性上、繰り返しプレイが求められるので、総合的に見て3Dモデルはこのレベルが正解に感じます。
超便利なオート移動
本作には従来のローグライクゲームで見られた2つの問題点をたった1つの新機能で解決させることに成功しました!
それがオート移動機能!
なんと、この機能を活用すれば敵と出会うまではCPUが勝手に操作してくれるんです!
しかも「通路内ではダッシュする」「探索優先」「階段優先」なんて設定もできるのだから凄い。
一見すると”ゆとり仕様”に感じられるかもしれませんが、実際のところは初心者から上級者まで有り難みを感じられる神機能に感じます。
まず、素晴らしいと思ったのが、ローグライク初心者の救済措置として機能していること。
フィールドを移動する、階段に向かう、倒れているポケモンを助ける etc…
ここで挙げた要素は本作では基礎基本と言えるものですが、最初は分からないものです。
しかし、オート移動を使えば戦闘以外を自動で行ってくれるので、初心者のアシストとして機能します。
もう1点素晴らしいと思ったのが、作業的な時間を短縮する役割も果たしていること。
ゲームの主な流れはストーリーに沿って複数のダンジョンを攻略していくことになります。
が、ダンジョンによっては強敵が多く潜んでいるので、
- 依頼をこなす
- 便利なアイテムを集める
- お金を集める
- 強力なポケモンを仲間にする
といった下準備をしなければなりません。
その場合、多くは以前訪れたダンジョンで行うことになるので、繰り返しプレイが求められるんですよ。
繰り返しプレイも難易度が高ければ緊張感を保てて良いと思います。
が、戦えば戦うほど強くなるというRPGの特性上、以前訪れたダンジョンは超が付くほど簡単になって緊張感も薄れてしまいます。
そんな時にオート移動機能は便利に感じました。
特に浅い階層では「通路内ではダッシュする」「階段優先」に設定してどんどん進めてしまいます♪
このようにオート移動機能は初心者のアシストになっているのはもちろん、ぼくのような経験者でも有り難みを感じられるようになっているので、
と思うようになりました。
ポケモン要素もしっかり搭載!
本作はポケモン版ローグライクゲームになりますが、単に見た目を変えているだけではありません。
ポケモン本編のように4種類の技を使い分けて戦うことが出来ます。
さらに各技にはPPという概念が存在するので、無限に使うことは出来ません。
シリーズではお馴染みの要素だと思いますが、ローグライクゲームとしてみたら面白い試みに感じます。
というのも多くのローグライクゲームって通常技が「武器を振る」の1種類しかなく、あとはアイテムを使っての攻撃だけだったんですよ。
ゲームバランスの調整は他のローグライクゲームとは明らかに異なっているので、本作からシリーズデビューをした者としては「こういうのもアリなんだ!?」と感心しました。
魅力的なストーリー
本作の難易度は中盤までは抑えめに調整されています。
それ故にローグライクゲーム経験者からしたら刺激が弱く感じました。
復活系のアイテムを大量に入手できるうえパーティメンバーに加えられるポケモンが最大で8匹ってどんだけ甘いんですか!w
「風来のシレン」シリーズとは違ってゲームオーバーになってもレベルは1にならず、失うのは手持ちのアイテムとお金くらいなので、中盤までは緊張感が0でした。
でも、魅力的なストーリーが気になってしまい、ローグライクゲーム経験者のぼくでも退屈せずに楽しめたんです!
誇張抜きで本作のストーリーは泣けます。
「下手をしたらポケモン本編よりも感動的なんじゃないか?」
なんて言いたくなるくらい印象に残りましたから。
大きな要因となっているのが、
- 人間が登場しない
- ポケモンたちが日本語を喋る
の2点。
ポケモン本編では人間が介入するので、ポケモン同士の絆を描きにくく感じます。
一方、本作の場合、人間が一切登場しないので本編ではあまり見られなかったポケモン同士の絆が描かれているのですよ。
そのうえポケモンたちは日本語を喋るので、細かい意志が伝わりやすくなっています。
おかげでケモノ系のような魅力を醸し出していて、お馴染みのポケモンでも本編とは異なる印象を持ちました。
本作ではこのような特色を持たせつつ本編のような友情物語を描いています。
ぼくの場合、友情系のストーリーに弱いので中盤以降は涙腺がやられましたw
Switch専用ソフトとしてリメイクされたことで演出面もパワーアップしていると思うので、特に中盤以降のイベントシーンはDS/GBA版をプレイした人も必見です!
ローグライク経験者も唸る高難易度ダンジョンを多数収録!
ポケダンシリーズファンのみなさん、すみません!
わたくしKENT、ポケダンシリーズを「初心者向けのヌルゲー」と舐めていました。
確かに中盤まではヌルゲーに感じましたが、それ以降は一変。
経験者も数回ゲームオーバーになってしまうほど歯ごたえが増してきます。
特にクリア前の最終ダンジョンは難易度が高く、3回もゲームオーバーになってしまいました!w
オリジナル版経験者の読者によると、リメイクされたことで難易度がやや上昇しているようです。
どうやらオリジナル版と比べて味方の体力が低くなり、敵の攻撃力が上昇するように調整しているらしい。
実際、中盤以降のダンジョンでは敵の攻撃を2~3回くらったら体力が0になるほどキツめに調整されているので、ヌルゲーと舐めてかかったら痛い目に遭います。
しかも本作、例によってクリア後が本番の作りになっているんですよ。
詳しくは省きますが、ダンジョンの総数はクリア後の方が多かったりします!w
敵として登場するポケモンの戦闘能力も格段に上昇し、特に隠しダンジョンのボスはちょっとやそっとじゃ倒せません。
本気で勝ちに行く場合、入念な準備が必要になるので、クリア前に挑むボスが弱いと感じた人にこそ挑んでもらいたいです。
もちろん、アイテム持ち込みなし&レベルリセット制のダンジョンも用意されていますぞ~!
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惜しいところ
ユーザーインターフェースが全体的に煩雑
ユーザーインターフェースは全体的に煩雑な作りになっています。
特に気になったのが、
- 技ごとに設定されている使用回数の制限
- 細かく挿入される選択肢
の2点。
前述の通り各ポケモンは4種類の技を持っており、使用できる回数に限りがあります。
そのためアイテムを使って使用回数を増やしていくことになるんですが、「ピーピーリカバー」を使用した場合、
と2回も選択肢が挿入されるのですよ。
「ピーピーリカバー」は「手持ちの技の1つのPPをすべて回復する」という効果を持ったアイテムなので、「どの技を回復しますか?」という選択肢が挿入されるのは致し方ないです。
しかし、+ボタンで操作するポケモンを切り替えられるにも関わらず「どのポケモンに使用しますか?」という選択肢が挿入されるのはクドく感じました。
本作はターン制コマンド式バトルではないので、アイテム使用時は現在操作しているポケモンに自動で適用される仕様にしてほしかった。
それ以外にも
- ダンジョン内で倒れているポケモンが居る状態で階段に向かうと2回も選択肢が挿入される
- 日付変更時は2種類の短いイベントシーンが強制的に挿入される
といった感じでクドい部分が目立っており、せっかくの短いロード時間が帳消しされています。
おそらく、初心者への配慮なんだと思いますが、オプション機能で設定変更できるようにしてほしかった。
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ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX(ポケダンDX)のレビューまとめ
初心者から上級者まで楽しめる良質なローグライクゲーム。
ローグライクゲーム経験者からしたら過保護に感じる部分も見受けられますが、最終的には歯ごたえを味わえました。
それでいてストーリーも魅力的なので、クリア前の最終ダンジョンを終えた頃には一定の満足感を味わえたので最高です!
初心者向けのイメージが強いシリーズですが、ぼくのようなローグライクゲーム経験者も興味があったらプレイしてみてください。
意外とハマるかも知れませんよ~!
少々過保護だが上級者も歯ごたえを味わえる良質なローグライクゲーム!
こんな人には特におススメ。
・ローグライク初心者。
・ローグライク好き。
こんな人にはおススメできない。
・せっかちな人。
ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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