途上国のインフラ整備とインターネットを普及させることで経済成長を促すことを主な目的としたSDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」。先日、日本企業の取り組み事例をご紹介しましたね♪ Show 目標9のために私たちができることは何があるのでしょうか? ■SDGsが必要な理由とは2015年に開催された国連サミットで採択されたSDGsは、2030年までに現社会の問題を解消し、持続可能な社会を築くことを目的とした国際目標です。 産業革命以降、暮らしの快適さや便利さを得る代わりに地球にダメージを与えてきたこともあり、地球温暖化・森林減少・異常気象といったさまざまな問題に対処しなければなりません。 また、未だにある差別や格差、悪しき慣習などを改善していくことは、世界中の人々にとってプラスとなるハズ! 世界中でSDGsに定められている17の目標と169のターゲットをもとに、取り組みや政策を実施しているんですよ♪ 【SDGs17の目標一覧】 ■SDGs目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」目標9は、強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図ることを目的に定められました。 災害や天災に強い(=レジリエント)インフラとインターネットの技術によって、世界全体で経済成長を狙うと共に、これまでの大量消費・大量生産を見直すなどして、持続可能な産業化を進めていくことがターゲットに記されています。 【目標9のターゲット一覧】 注目がしたいのがインターネットの普及ですよね! 途上国が約40%、後発開発途上国に至っては約18%と低いインターネット普及率によって、あらゆる面において先進国(普及率約80%)との差は大きく広がっているのが現状です。 ちなみに、SNSやネットショッピングをはじめとするインターネット技術を使った技術全般のことをICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)と呼びます。 途上国にインターネットが普及すれば、教育問題や雇用問題の改善・解消にも繋がるだけでなく、国と個人の経済成長率のアップにも期待ができます。 ターゲットを見ると、途上国をメインとしたことであるようにも感じられますが、スマートフォンの発明があったように、私たちの生活を豊かにする技術革新やレジリエントなインフラなどは先進国に住んでいる私たちにとっても重要な目標といえます。 ■わたしたちにできることは知識を得ること・どのように水が供給されているのか インフラ整備に関する知識を得ることはとても大切。他国のインフラ問題に関する情報を見た時の理解度が変わってきますよ♪ インターネット技術により、コミュニケーション方法や仕事、勉強方法にまで変化が起こり、現在も継続してより便利な社会のための開発が進められているのは皆さんもご存知の通り。 しかし、世界にはインターネットを気軽に利用できない国や地域が多くあり情報格差にも繋がっています。 自分の周りにあるインターネット技術を使ったものをチェックし、その技術が活かして世界にはどんな効果を与えられるのかを考えてみましょう。もしかしたら社会貢献に繋がる新たなサービスを思いつくかも! ▼参考サイト
“災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、 9/17 前の目標へ 次の目標へ
たとえば、こんな問題が…「9-1」のように数字で示されるものは、それぞれの項目の達成目標を示しています
もっと深めよう!世界にあるこんな問題
9/17 前の目標へ 次の目標へ世界の人口と、都市の人口のうつりかわり2050年までに、世界の人口の3分の2以上が都市で暮らすようになると言われています。都市は農村とくらべると、経済的にも発展していて、様々な施設も整っているため、都市の人口が増えると、より質の高い教育や医療を受けられる人が増える、とも言えます。しかし一方で、都市のなかで貧しい人びとが暮らすいわゆる「スラム」といわれる地域が広がってしまうこともあります。 世界人口と都市人口の推移 プラスチックごみが大変身!
年間、何百万トンものプラスチックごみが、地球をよごしています。大量に捨てられるプラスチックごみは、特に厳しい環境で暮らす子どもたちの健康を害することにもつながっています。 世界各国が研究・開発にかけている費用や人材丸い円は、それぞれの国ごとに研究・開発に使っているお金の大きさを表しています。 UNESCO - Research and Developmentでこのデータを表示 他の目標も見てみよう© UNICEF/UN0139479/Prinsloo、© UNICEF/UNI48335/Pirozzi、© UNICEF/UN0139479/Prinsloo、© UNICEF/UN013393/Khonje、© UNICEF/UN051295/Herwig 産業と技術革新の基盤をつくろう なぜ?なぜ産業と技術革新の“基盤づくり”が必要なのか
それは、まだ世界196ヶ国に残る経済状況に不平等を解決し、産業や技術革新によってSDGsの理念である「地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)」を実現するためです。
SDGs9 達成するとどうなる?目立った産業のない開発途上国でも、インフラが拡充することでより多くの人が便利な暮らしを実現でき、インターネットが普及することで新たなビジネスのチャンスにつながることも期待できるのです。 SDGsの産業と技術革新という目標が達成されることで、世界中の国々が発展しより豊かな暮らしが実現できるのではないでしょうか。
産業と技術革新の基盤をつくろう どんな目標?SDGs9の目標「産業と技術革新の基盤をつくろう」とは、正式には「強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る」と訳されており、簡単にまとめると、持続可能な社会をつくるために技術を向上し、新たな価値を創造することで、産業を発展させ、暮らしを支えるインフラを整えようと ...
つくる責任つかう責任 何ができる?SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」とは、限りある地球の資源を守るため、持続可能な生産と消費のバランスを形成することを示した目標です。 私たちは日常生活を送るうえで多くの物を生産・消費し、最終的には不要になったものを廃棄します。
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